がん検査キットの費用は医療費控除の対象になる?
がん検査キットの費用は医療費控除の対象になる?
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がん検査キットは医療費控除の対象外?控除対象の医療費なども解説

がん検査キットは数千円〜数万円程度の費用で癌の罹患リスクが調べられるため、一般的ながん検診よりも大幅にコストを抑えられます。

しかし、「医療費控除でがん検査キットの費用負担を軽くしたい」「がん検査キットが医療費控除の対象か知りたい」と悩む方も多いでしょう。

本記事では、がん検査キットの医療費控除適用の可否や、対象となる医療費などを解説します。

がん検査キットは医療費控除の対象にならない

がん検査キットは医療費控除の対象にならない

結論として、2024年時点で医療費控除の対象となるがん検査キットは存在しません。

なお、医療費控除は治療に必要かつ、医師の判断にもとづいて発生した「治療費」「入院費」などの費用が対象となります。

すなわち、がん検査キットだけでなく、通常のがん検診も基本的には医療費控除の対象にならないので、がん治療を検討する際は注意した方が良いでしょう。

とはいえ、そもそもがん検査キットは10,000円以下で購入できる製品も少なくありません。

控除対象となる医療費には計上されないものの、リーズナブルに癌のリスクを判定したい場合、がん検査キットは最もおすすめの手段の一つと言えます。

医療費控除の対象となる医療費とは

医療費控除の対象となる医療費とは

がん検査キットは含まれませんが、医療費控除の対象となる医療費は多岐にわたります。

本格的にがん治療を進めるうえでも役立つ知識なので、事前に詳しく見ておきましょう。

参考:医療費を支払ったとき|国税庁

診療や療養の費用

医師の判断・指示による診療や療養の費用は、医療費控除の対象となります。

  • 医師・歯科医師による治療・診療
  • 人間ドックや検診
  • 視力回復レーザー
  • 歯列矯正 など

なお、人間ドックや検診費用も医療費控除が可能ですが、この場合は重大な失病が発見され、治療に必要と判断されるケースのみ認められます。

がん検査キットでリスク判定し、医療機関で確定診断を受けた後の費用が対象になると捉えておくと良いでしょう。

出産費用

出産時は自治体からの補助に加え、以下の諸費用も控除対象となります。

  • 妊娠後の定期検診・検査における交通費
  • 出産の入院時に発生したタクシー代
  • 入院中の食事代 など

入院中に購入した生活用品などは対象外ですが、比較的幅広いコストを医療費として計上することが可能です。

医療器具・医薬品の関連費用

治療に必要とされる医療器具・医薬品については、医療費控除の対象となります。

  • 医療用器具の購入・リース
  • 義手や義足
  • 治療・療養に必要な医薬品

なお、医師の診断がなくても治療目的で購入した市販の風邪薬などは医療費として計上が可能です。

もし購入する医薬品が対象かどうかを知りたい場合は、国税庁に直接問い合わせてみてください。

OTC医薬品の購入費用

昨今は特定の医薬品購入費用を対象とした「セルフメディケーション税制」という税制度も設けられています。

医療用から転用されたOTC医薬品のみが対象となっており、以下の条件を満たした場合に適用されます。

  • 対象年に世帯合計12,000円以上購入している
  • 予防接種や検診などを定期的に受けている
  • 所得税・住民税の未納がない
  • 領収書や結果通知表を保存している

ただし、セルフメディケーション税制は、通常の医療費控除と併用できません。

実際に発生した医療費から控除される金額を確認し、利用する制度を検討してみてください。

がん検査キット以外で医療費控除の対象外になる費用

がん検査キット以外で医療費控除の対象外になる費用

がん検査キット以外にも医療費控除の対象外となる費用は多数存在するので、事前に把握しておいた方が良いでしょう。

  • 美容整形
  • 健康診断
  • 通常診療におけるタクシー代
  • 自家用車での通院におけるガソリン・駐車料金
  • 健康増進目的のサプリ・漢方薬 など

出産と違って通常診療ではタクシー代を請求できません。

リラクゼーション目的のマッサージなども対象外となるため、確定申告の際は注意しましょう。

なお、対象費用をより詳しく知りたい場合は、国税庁のホームページをよく確認してみてください。

よくある質問などを確認しても情報が出てこない場合は、がん検査キットの販売元に問い合わせることをおすすめします

よくある質問などを確認しても情報が出てこない場合は、がん検査キットの販売元に問い合わせることをおすすめします

多くのがん検査キットのホームページには「よくある質問」などのページが掲載されており、医療費控除の可否についても確認できることがあります。

しかし、ホームページの質問集だけで十分な情報が得られない場合は、がん検査キットの問い合わせフォームから、販売元に直接質問した方が確実です。

冒頭で触れた通り、2024年時点で医療費控除の対象になるがん検査キットは存在しませんが、気になる方は購入前に質問しておくと良いでしょう。

記事のまとめ

記事のまとめ

がん検査キットは医療費控除の対象になりませんが、通常のがん検診より大幅に安く癌のリスク判定が可能です。

一方、癌の確定診断を受けた後は交通費なども控除対象になるので、本記事を参考にしっかりと制度を活用していきましょう。

そして、できるかぎりコストを抑えて癌のリスクを知りたいなら、「SUGUME」がおすすめです。

検査キット一つあたり5,000円とリーズナブルなうえに、検査精度も高水準となっています。

検査から数分程度で結果がわかるため、スピーディーにリスクを判定したい方には特に役立つでしょう。

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