サツドラで買えるがん検査キット「マイシグナル・スキャン」の特徴は？注意点も解説

これまで、がん検査キットはネット販売が主流でしたが、2023年12月からサッポロドラックストアー（以下：サツドラ）の一部店舗で販売がスタートしました。

ただ、「がん検査キットを扱っているサツドラの店舗がわからない」「サツドラで買えるがん検査キットを知りたい」と悩む方も多いでしょう。

今回は、がん検査キットを扱っているサツドラの店舗や、製品の詳細を解説します。

サツドラが2023年12月からがん検査キットの取り扱いをスタート！

サツドラは、2023年12月から「マイシグナル・スキャン」という採尿タイプのがん検査キットの取り扱いをスタートしました。

なお、マイシグナル・スキャンの開発企業であるCraif株式会社とサツドラホールディングス株式会社は、癌の早期発見・治療を目的としたコンソーシアム「クラッシュキャンサー」のメンバー企業となっています。

そのため、がん検査キットの店頭販売は、がん検診をより身近にし、克服に向けた取り組みの先駆けとも言えるでしょう。

人気がん検査キット「マイシグナル・スキャン」の特徴

ここからは、サツドラで扱っているがん検査キット「マイシグナル・スキャン」の特徴を見ていきましょう。

具体的な販売料金などは以下の通りです。

ここからは、より詳細な情報を見ていきましょう。

世界初のRNAを用いたがん検査キット

サツドラで扱っているマイシグナル・スキャンは、RNAというタンパク質の一種を活用して癌を検知する世界初のがん検査キットです。

なお、RNAは細胞同士の情報伝達を行う役割を持っており、これががん細胞に対して特異な反応を見せることから、がん検査キットに役立てられているとのこと。

そして、マイシグナル・スキャンはAIによる精密な解析技術も組み合わせており、ステージ1からでも癌を検知できる精度を強みとしています。

安価なタイプのがん検査キットもある

マイシグナル・スキャンはやや高額ですが、以下のように安価なタイプのがん検査キットも販売しています。

いずれも詳細ながん種別やリスク度合いはわからないものの、コストの負担を抑えながら継続していけるでしょう。

ただ、サツドラですべてのがん検査キットを扱っているかは判断できないので、気になる方は店舗へ直接問い合わせてみてください。

多数の特許技術を導入している

サツドラで販売しているマイシグナル・スキャンは、出願中のものも含めて20種類以上の特許技術を導入しているようです。

詳細は記載されていませんが、癌以外の疾患に関する特許技術も出願しているとのこと。

現在、サツドラで扱っているマイシグナル・スキャンはいずれも癌にしか対応していないものの、将来的にサービスの幅が広がる可能性もあるかもしれません。

数百軒の医療機関で導入されている

サツドラで販売しているマイシグナル・スキャンは、日本全国600軒以上の医療機関でもがんのリスク判定に導入されています。

病院などで受検した場合、その場でアドバイスを受けながら実施できるため、初めてで手順がよくわからない方には特に重宝するのではないでしょうか。

ちなみに、公式サイトにはマイシグナル・スキャンに関する医師からの評価も掲載されています。

医療法人理事長などの有識者がコメントを寄せているので、サツドラで購入する前にチェックしてみてください。

採尿で負担なく検査できる

がん検査キットは、検査手法や特定する物質によって検体が異なります。

便や唾液で検査できるものもあれば、採血を要する製品もあるため、注射が苦手な方にとっては継続が難しかもしれません。

しかし、マイシグナル・スキャンは尿検査タイプのがん検査キットです。

食事制限や採取のタイミングなどを指定されるケースはありますが、ほとんど負担を感じず手軽に続けられるでしょう。

7種類のがんリスクを調べられる

マイシグナル・スキャンは以下7種類のがんに対応しています。罹患数の多い癌は一通り押さえられているので、効率的にリスク判定することが可能です。

1. 食道がん
2. 乳がん
3. 大腸がん
4. 卵巣がん
5. 肺がん
6. 胃がん
7. すい臓がん

マイシグナル・スキャンでは、それぞれの癌のリスク度合いを詳細に分析できるため、がん治療に向けた一次スクリーニングとしては有用と言えます。

なお、すい臓がんは発見しにくいうえに初期症状もほとんど見受けられないため、ステージ1からがんリスクを調べられるマイシグナル・スキャンが特に役立つのではないでしょうか。

サツドラ販売店舗一覧

サツドラは北海道の札幌・帯広・旭川エリアの以下10店舗でがん検査キットを扱っています。

• サツドラ北8条店：札幌市東区北8条東4丁目1番20号
• サツドラ屯田店：札幌市北区屯田9条3丁目1番1号
• サツドラ北26条店：札幌市北区北26条西4丁目3番1号
• サツドラ旭川大町2条店：旭川市大町2条7丁目77番12号
• サツドラ旭川4条通店：旭川市4条通10丁目2189-1
• サツドラ旭川豊岡4条店：旭川市豊岡4条3丁目6-13
• サツドラ江別錦店：江別市錦町43番地の3
• サツドラ帯広西8条店：帯広市西8条南17丁目2番
• サツドラ春駒通店：帯広市西18条南4丁目45番1号
• サツドラ帯広西15条店：帯広市西15条北1丁目1-4

エリアはまだ限られている印象ですが、今後マイシグナル・スキャンが認知されれば、より拡大する期待も持てるでしょう。

また、北海道では以下の医療機関とも提携しているようです。

• 社会医療法⼈北⽃ 北⽃病院（帯広市）
• 社会医療法⼈元⽣会 森⼭病院（旭川市）
• 医療法⼈社団静和会 静和記念病院（札幌市）

もし自宅付近のサツドラで販売していなくても、公式サイトで購入することが可能です。

ただ、サツドラの店舗であればスタッフに不明点などを聞ける可能性もあるため、自分のニーズに合った方法を選びましょう。

サツドラでがん検査キットを購入する時の注意点

次は、サツドラでがん検査キットを購入する際に注意するべきポイントを解説します。

• 癌の確定診断はできない
• 100%の精度は保証していない
• すべてのがん種別に対応しているわけではない
• 検査結果がわかるまで一ヶ月程度かかる
• がん検査キットの価格がやや高い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

癌の確定診断はできない

がん検査キットのマイシグナル・スキャンは癌のリスク判定ができる一方、医療機関で確定診断の根拠としては採用されません。

たとえ高リスク判定が出ても、癌かどうかはあらためて病院で検診を受けなければわからないので、その点を踏まえたうえで購入しましょう。

100%の精度は保証していない

マイシグナル・スキャンは、感度98.21%、特異度91.67%と高い検査精度を公表していますが、100%の確実性を保証しているわけではありません。

そのため、もし低リスク判定が出ても、以下のような自覚症状や不安感がある場合は、医療機関での検診を検討するのがおすすめです。

• 慢性的な頭痛や腹痛がある
• 血圧が高い
• 体に痛みを感じる　など

とはいえ、マイシグナル・スキャンが早期発見に役立つのは確かなので、がん検査キットと並行して受検しておくと良いでしょう。

すべてのがん種別に対応しているわけではない

がん検査キットのマイシグナル・スキャンは7つの癌を検知できますが、腎臓がんや肝臓がんなどの対応していない種別もあります。

子宮がん、前立腺がんといった性別特有かつ罹患数が多い癌も非対応なので、気になる方は別のがん検査キットや検診を検討した方が良いかもしれません。

検査結果がわかるまで一ヶ月程度かかる

マイシグナル・スキャンは簡単な手順で受検できる一方、検査結果がわかるまでに一ヶ月ほどの時間を要します。

すぐリスク度合いが知りたい方は少なからずストレスを感じるかもしれませんが、通常のがん検診でも同程度の待機期間は発生するため、著しく遅いというわけではないでしょう。

ただ、よりスピーディーに判定したい場合は、その場で結果がわかるセルフチェックタイプのがん検査キットなども検討してみてください。

がん検査キットの価格がやや高い

マイシグナル・スキャンは、サツドラの店頭価格で6万円程度がかかります。

通常のがん検診より安価なことに変わりはありませんが、もし継続するうえでコストの負担を抑えたいなら、定期購入コースやナビ、ライトといった安価なタイプのがん検査キットも検討すると良いでしょう。

記事のまとめ：がんは早期発見が重要です

サツドラは、2023年12月からがん検査キット「マイシグナル・スキャン」の店頭販売をスタートし、旭川をはじめとする10店舗で扱っています。

マイシグナル・スキャンは高精度かつ7種類のがんリスクを同時に調べられるので、定期的に受検することで早期発見の確率を高められるでしょう。

しかし、がん検査キットは100%の精度を保証しているわけではありません。

実際の症状なども考慮しつつ、必要に応じて医療機関でのがん検診も並行するのがおすすめです。

SUGUME Note

スグミーノート編集部

自宅で簡単にがんリスクや様々な病気リスクをチェックできる検査キット、SUGUME。
SUGUMEを展開する株式会社MEDICARELIGHTが運営する『SUGUME Note』は、忙しいあなたの健康をサポートする情報メディアです。
がん検査・検査キット・健康経営、また病気に関する最新トピックスなど、ヘルスリテラシーを高める情報をお届けします。