がん検査キットのおすすめは?自分に合った製品を選ぶ方法についても解説
がん検査キットには様々な種類があり、当然それぞれで異なる特徴を持っています。
豊富な選択肢の中から選べる一方、「おすすめのがん検査キットを知りたい」「自分に合ったがん検査キットの選び方を知りたい」と悩む方も少なくありません。
本記事では、おすすめのがん検査キットや選び方、注意点などを解説します。
自分に合ったがん検査キットを見つけたうえで、適切に医師の診断を受け、早期発見の確率を高めていきましょう。
【2024最新】おすすめがん検査キット6選
ここではまず、2024年最新のおすすめがん検査キットを6つ解説します。
- おすすめ①N-NOSE(エヌノーズ)
- おすすめ②ketsuken
- おすすめ③miSignal(マイシグナル)スキャン
- おすすめ④DEMECAL(デメカル)
- おすすめ⑤SalivaChecker(サリバチェッカー)
- おすすめ⑥SUGUME
それぞれの特徴を把握して、自分に合ったがん検査キットを選んでください。
おすすめ①N-NOSE(エヌノーズ)
N-NOSEは、特定の物質に反応する「線虫」を用いたがん検査キットとなります。
少量の尿で15種類もの癌種別を検査できるうえに、比較的価格がリーズナブルなことも、N-NOSEの魅力といえるでしょう。
N-NOSEはステージ1でもリスク判定が可能なので、癌の早期発見に役立ちます。
- 税込料金:16,800円(定期購入15,800円)
- 検査可能な癌種別:口頭・咽頭がん、食道がん、肺がん、大腸がんなど15種類
- 検査の流れ:採取した尿を専用容器に入れて最寄りの検査機関(N-NOSE提携クリニックなど)へ郵送
- 検査期間:検体提出から約4〜6週間後
N-NOSEは検査結果がわかるまで少し時間がかかりますが、採血に苦手意識を持つ方は、負担なく継続できるでしょう。
参照:N-NOSE(エヌノーズ)|世界初の線虫がん検査 N-NOSE®
おすすめ②ketsuken
ketsukenは、癌をはじめ胆石症などにも対応しており、性別ごとにがん検査キットが分かれています。
具体的に、「女性向けがん検査」では乳がん・子宮がんといった女性特有の癌種別に特化し、子宮筋腫なども一度に検査することが可能です。
- 税込料金:20,460円
- 検査可能な癌種別:乳がん、卵巣がん、子宮がん、 大腸がん、肺がん、子宮筋腫、子宮内膜症、肝硬変、肝炎、胆石症 など
- 検査の流れ:ランセットで採血後に検査機関へ郵送
- 検査期間:検体提出から約1週間〜10日程
その他、男性向け検査や生活習慣病向けのがん検査キットもあるので、自分に合ったものを選んでみてください。
おすすめ③miSignal(マイシグナル)スキャン
miSignalスキャンは、AIと癌検査を組み合わせたがん検査キットであり、タンパク質の一種である「マイクロRNA」からリスクを判定します。
600軒以上の医療機関に導入されており、独自開発の技術で高い判定精度を誇っています。
- 税込料金:16,000円〜69,300円
- 検査可能な癌種別:膵臓がん、食道がん、乳がん、卵巣がん、大腸がん、肺がん、胃がん
- 検査の流れ:採尿をして検査機関へセットを郵送
- 検査期間:検体提出から一ヶ月以内
なお、miSignalスキャンは7種の癌を一度に検査できる一方、販売価格はやや高額な印象です。
もし、癌種別を問わずリスクだけ知りたい場合は、安価ながん検査キット「miSignalライト」がおすすめとなります。
参照:マイシグナル® – がんリスク検査、早期発見と予防で一生のがん対策
おすすめ④DEMECAL(デメカル)
DEMEKALは、企業や医療機関で幅広く導入されているがん検査キットであり、利用実績は約20万個にものぼるとのこと。
厚生省から管理医療機器として承認を得ているので、信頼性についても十分といえるでしょう。
- 税込料金:12,100円〜
- 検査可能な癌種別:食道がん、肺がん、肝臓がん、胃がん、大腸がん、卵巣がん、子宮がん、乳がん(女性用)、前立腺がん(男性用)など
- 検査の流れ:ランセットで採血後に検査機関へ郵送
- 検査期間:検体郵送から3〜5営業日
なお、DEMECALは性別によってがん検査キットが分かれています。
乳がんや子宮頚がんのリスクを調べたい場合は、女性向けのがんリスクチェッカーを購入するのがおすすめです。
参照:自宅で自分でがんリスクや生活習慣病検査ができるdemecalの正規販売店
おすすめ⑤SalivaChecker(サリバチェッカー)
SalivaCheckerは、3万人以上の利用実績を誇り、様々なメディアでも取り上げられているがん検査キットです。
少量の唾液だけで6種類の癌リスクを検査できるので、採血の痛みが苦手な方には重宝するでしょう。
- 税込料金:26,400円
- 検査可能な癌種別:胃がん・肺がん・膵臓がん・口腔がん・大腸がん・乳がん
- 検査の流れ:専用容器に唾液を入れて検査機関へ郵送
- 検査期間:検査実施日より約2~3週間
なお、SalivaCheckerは個人購入のほか、医療機関で販売しているケースもあります。
詳細については、公式サイトをチェックしてみてください。
参照:自宅で手軽にがんリスク検査【AIががんリスクを予測】|株式会社サリバテック
おすすめ⑥SUGUME
SUGUME(スグミー)は、たった数滴の血液で癌リスクを判定できるがん検査キットです。
検査したその場でリスク判定が可能なので、セルフチェックタイプのがん検査キットを求めている方には特におすすめといえるでしょう。
- 税込料金:単品4,980円、法人向け定期購入約10,000円/一人あたり年間(最低10人〜)
- 検査可能な癌種別:大腸がん、子宮頸がん、乳がん、膵臓がん、前立腺がん、膵臓がん、肺がん、胃がん
- 検査の流れ:ランセットで検体採取後、専用器具に滴下してセルフチェック
- 検査期間:最短5分〜15分程度
癌種別ごとにがん検査キットが分かれていますが、1個当たりの価格は比較的リーズナブルです。
法人向けのより安価なプランも用意されているため、福利厚生を充実させたい場合は、ぜひ検討してみてください。
SUGUME
SUGUMEは、「いつでもどこでもすぐその場でわかる検査」をコンセプトに開発された、迅速簡易がん検査キットです。
その場で5分から15分の間にがんリスクが判明します。
※法人向けプランSUGUME「SUGUMEプラス」の詳細は、株式会社MEDICARE LIGHTにお問い合わせください。
がんの早期発見のために注意すべき3つのこと
がん検査キットは癌の早期発見に役立ちますが、そのためには3つのポイントに注意する必要があります。
- 癌を診断できるわけではない
- 100%の精度は保証されていない
- 継続的な利用が早期発見につながる
きちんと活用できるよう、しっかり押さえておきましょう。
癌を診断できるわけではない
がん検査キットは「癌のリスク」を判定するものであり、癌自体を診断できるわけではありません。
つまり、もし高リスク判定が出たとしても、癌の進行度や適切な治療法などはわからないので、必ず医師の診断を受けましょう。
がん検査キットは、あくまで癌の早期発見に向けたサポートツールとして活用するのがおすすめです。
100%の精度は保証されていない
がん検査キットはいずれも高い性能を誇りますが、100%の精度は保証されていないので、あまり鵜呑みにし過ぎないようにしましょう。
低確率ではるものの、リスク判定の結果が実際の状態と異なる可能性もゼロではないのです。
そのため、もしがん検査キットで低リスク判定が出たとしても、痛みや倦怠感、吐き気といった症状があるなら、早い段階で医師の診断を受けるようにしてください。
継続的な利用が早期発見につながる
癌は小さすぎると検知できない可能性があり、数年かけてゆっくりと成長していく性質も持っています。
したがって、癌を早期発見したいのであれば、1〜2年おきでも継続的にがん検査キットを実施するのがおすすめです。
先ほど触れたとおり、100%の精度が保証されているわけではありませんが、回数を重ねるほど早期発見の確率は飛躍的に高まるでしょう。
「おすすめだから買う」はNG!正しいがん検査キットの選び方
本記事では数ある中でも特におすすめのがん検査キットを紹介していました。
しかし、ただおすすめだからといって買ってしまうと、求める効果が得られない可能性もあります。
そこで次は、初心者におすすめの正しいがん検査キットの選び方を解説します。
- おすすめの選び方①長期継続可能な価格のがん検査キットを選ぶ
- おすすめの選び方②負担なく検査できる製品を選ぶ
- おすすめの選び方③気になる癌種別に対応した検査キットを選ぶ
実際に購入する前に確認しておきましょう。
おすすめの選び方①長期継続可能な価格のがん検査キットを選ぶ
癌を早期発見するには、長期的に検査を継続していく必要があります。
そのため、長い目で見て、経済的に負担にならない価格の検査キットを選ぶのがおすすめです。
なお、がん検査キットは実施する頻度を調整すれば、医療機関での検診よりリーズナブルになる可能性があります。
たとえば、SUGUMEは一個当たり5,000円程度で購入できるため、部位を分けて数ヶ月ごとに実施してもそこまで大きなコストにはなりません。
N-NOSEも1〜2年ごとであれば負担を抑えられるので、予算に合ったペースを試算してみてください。
おすすめの選び方②負担なく検査できる製品を選ぶ
がん検査キットは製品や検査対象の癌種別によって、必要な検体が異なります。
すべての癌種別を尿で検査できるものもあれば、採血を要する製品もあるため、注射が苦手な方は前者がおすすめといえます。
ただ、採血器具の「ランセット」は一瞬小針を刺すのみで、後は自分で指先をつまみ、絞るようにして血を採取する仕組みです。
強い痛みは感じないように設計されているので、病院で用いる注射に抵抗がある方でも実施できる可能性があります。
まずは採血タイプのがん検査キットを試し、どうしても苦手な場合に採尿、検便タイプのものを検討してみるのもおすすめです。
おすすめの選び方③気になる癌種別に対応した検査キットを選ぶ
がん検査キットを選ぶ際は、検査が可能な癌種別にも注目しましょう。
がん検査キットは、一種類の癌だけに対応していたり、性別ごとに罹患しやすい癌に特化していたりすることもあります。
必ず詳細を確認し、自分が気になる癌のリスクが調べられるものを選んでください。
なお、がん検査キットの中には、「癌が存在する可能性」しかわからず、癌種別までは判断できない製品もあります。
高リスク判定の際に素早く治療を始めたいなら、癌種別まで特定可能な検査キットを購入しましょう。
記事まとめ
がん検査キットは自宅で手軽に癌のリスクをチェックできますが、早期発見における注意点や適切な選び方がわからなければ、十分な効果は得られません。
実際に購入する際は、以下のポイントに注目するのがおすすめです。
- 長期的に継続できる価格の検査キットを選ぶ
- 負担なく検査できる製品を選ぶ
- 気になる癌種別に対応した検査キットを選ぶ
上記を踏まえたうえで、今回おすすめしたがん検査キットの中から、自分に合うものを選んでみましょう。
そして、がん検査キットの結果に関わらず、気になる症状がある場合は、早い段階で医師の診断を受けるようにしてください。
- ・本コンテンツの情報は、充分に注意を払い信頼性の高い情報源から取得したものですが、その正確性や完全性を保証するものではありません。
- ・本コンテンツは一般的な情報の提供を目的としています。医療上のアドバイスや診断、治療に関しては、必ず医療従事者にご相談ください。
- ・本コンテンツの情報は、その情報またはリンク先の情報の正確性、有効性、安全性、合目的性等を補償したものではありません。
- ・本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。