唾液で受検できるがん検査キットとは?使い方や注意点を解説
癌は罹患数・死亡数が高い身近な病として知られますが、昨今は唾液で簡単にリスクを調べることが可能です。
しかし、「本当に唾液でリスク判定できるか知りたい」「がん検査キットの具体的な使い方がわからない」と悩む方も多いでしょう。
この記事では、唾液でがんリスクを調べられる、株式会社サリバテックのがん検査キット「サリバチェッカー」の特徴や使い方を解説するので、ぜひ参考にしてください。
唾液でがんリスクを検査できるがん検査キット「サリバチェッカー」
唾液でリスク判定できるものはまだ少数派ですが、がん検査キット「サリバチェッカー」なら可能です。
- がん検査キットの税込料金:23,100円*
- 検査可能な癌:胃がん・肺がん・膵臓がん・口腔がん・大腸がん・乳がん
- 検査期間:検査実施日より約2~3週間
*医療機関によって異なる
参考:部位ごとにわかるがんリスク検査|サリバチェッカー
ここからは、がん検査キットのサリバチェッカーの特徴をより詳しく見ていきましょう。
唾液でがんリスクをチェックできる
がん検査キットサリバチェッカーの「saliva」は唾液を意味しており、その名の通り1滴の唾液からがんリスクを判定できる製品となります。
がん検査キットが採用する検体としては比較的珍しく、以下のようなメリットが期待できるでしょう。
- 負担なく検査を実施できる
- 多忙でも手軽に取り組める
- 尿や便より採取しやすい
唾液はいつでも採取が可能で、採血と違い痛みもまったくないので、継続利用するうえでも重宝します。
なお、サリバチェッカーで必要な唾液は0.1ccであり、これは目薬2滴分程度となるため、ほんの一口唾液を採取すれば済む点も魅力です。
がん種別ごとのリスク度合いを確認できる
がん検査キットは全身のリスクを検査するだけのケースもありますが、サリバチェッカーならがん種別ごとのリスク度合いを確認できます。
部位ごとのリスクがわかれば、その後の本格的な検診でも適切に医師へ伝えられるので、効率的にがん治療が始められるでしょう。
ただし、がん検査キットでは陽性・陰性ではなく、あくまでリスクの度合いとして表示されます。
中リスクなどは一般人では判断が難しいところなので、がん検査キットの検査結果自体を医師に提出するのがおすすめです。
リアルタイムのリスクがわかる
がん検査キットのサリバチェッカーでは、将来的な予測ではなく、検査時点でのリアルタイムなリスク度合いがわかります。
定期的に実施することでリスクの変動具合が可視化され、癌を早期発見できる確率を高めることが可能です。
実際の検査結果はグラフやチャートで表示されるので、がん検査キットが初めてでもある程度の推移は読み取れるでしょう。
Webサイトで検査結果が見られる
がん検査キットのサリバチェッカーの結果は、郵送されてくる結果表だけでなく、Webサイトでも簡単にチェックできます。*販売窓口による
検査に要する期間も比較的短いので、スピーディーにリスクを知りたい方には特におすすめです。
もちろん、先ほど触れたレポートもWebサイト上で閲覧が可能。
気になったタイミングで手軽に見られる点もメリットといえるでしょう。
死亡数上位の癌6種が調べられる
がん検査キットのサリバチェッカーでは、以下6種類のがんリスクが1滴の唾液から検査できます。
- 肺がん
- 膵がん
- 胃がん
- 大腸がん
- 乳がん
- 口腔がん
なお、上記はいずれも日本人の死亡原因上位のがん種別であり、サリバチェッカーならそれぞれのリスク度合いを詳細に知ることが可能です。
男女合計 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
1位 | 肺がん | 肺がん | 大腸がん |
2位 | 大腸がん | 胃がん | 肺がん |
3位 | 胃がん | 大腸がん | 肝臓がん |
4位 | すい臓がん | すい臓がん | 胃がん |
5位 | 肝臓がん | 肝臓がん | 乳がん |
もちろん、癌は他にも様々な種類がありますが、特に死亡率が高いがんリスクをがん検査キットで重点的に検査できれば、一定のリスクヘッジにはなるでしょう。
幅広いエリアの医療機関と提携している
がん検査キットのサリバチェッカーは多数の医療機関と提携しており、北は北海道、南は沖縄まで幅広いエリアで受検できます。
公式サイトにすべての医療機関が掲載されており、エリアごとに調べられるので、初めて利用する場合でも迷うことはないでしょう。
また、検体の採取方法やアドバイスなども医療機関で受けられるため、もし不安を抱えていてもその場で相談すれば問題ありません。
自宅でも検査できる
唾液でがんリスクをチェックできるサリバチェッカーは、公式サイトからオンラインで購入することも可能です。
医療機関で購入するよりやや高額になりますが、事前に申し込めば専門スタッフによる無料のオンライン相談も受けられます。
検体の採取もそこまで難しくはないため、自分だけでも特に迷うことなく実施できるでしょう。
ただ、実際に説明を受けながら検体を採取したい場合は、医療機関での受検がおすすめです。
自宅からのアクセス性も加味しつつ、自分に合った方法を選びましょう。
唾液採取の流れなど、がん検査キットの使用方法を解説!
がん検査キットのサリバチェッカーの具体的な使い方は以下の通り比較的シンプルです。
- 医療機関で検査を申し込む
- 唾液を採取する
- 2〜3週間後に検査結果を受け取る
医療機関で直接レクチャーも受けられるため、事前に以下を押さえてよりスムーズに受検しましょう。
医療機関で検査を申し込む
サリバチェッカーは基本的に医療機関で受検するため、事前に検査を申し込みましょう。
なお、自宅に取り寄せられるケースもありますが、リアルタイムでアドバイスを受けられる点を考慮すると、初心者は医療機関で実施するのがおすすめです。
唾液を採取する
サリバチェッカーには専用器具が付属しているので、以下の手順で唾液を採取します。
がん検査キットの使い方
- 専用器具にストローを挿す
- 唾液を口に溜める
- ストローを通して唾液を採取する(さらさらとした水のような唾液が理想)
- ストローを軽く振って唾液を下部に落とす
- 容器の蓋を閉める
2日前
唾液を採取する2日前からは、以下の点に注意しましょう。
- 豆類やナッツ類などを原料としたサプリメントを摂取しない
- 納豆や豆腐などの過剰摂取を控える
検査前日
- 21時以降水以外飲まない
- 21時以降薬を服用しない
検査当日
- 朝食を取らない
- 薬を服用しない
なお、検査当日は入れ歯安定剤やガムなども制限されているので、詳しくは公式サイトを確認してみてください。
2〜3週間後に検査結果を受け取る
検体を提出してから2〜3週間後に医療機関へ検査結果が届きます。
ただ、Webサイトでもリスク度合いはチェックできるので、よりスピーディーに知りたい方は利用してみてください。
申込み前に確認しておくべき注意事項
ここからは、サリバチェッカーを利用する前に注意するべきポイントをチェックしていきます。
- 100%の精度を保証しているわけではない
- 癌の確定はできない
- 医療機関が近場にない可能性がある
- 医療機関によって販売価格が異なる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意事項①100%の精度を保証しているわけではない
サリバチェッカーはステージ1のがんリスクでも検知できますが、100%の精度を保証しているわけではありません。
そのため、もし低リスクであったとしても、以下のような症状が見られる場合は、早い段階で医療機関の検診を受けましょう。
- 倦怠感や発熱がある
- 下痢や嘔吐などの症状がある
- 血圧が高い など
加えて、がん検査キットの結果に不安がある場合も同様です。
リスクに加えて実際に表れている症状を考慮しつつ、適切に判断してみてください。
注意事項②癌の確定はできない
サリバチェッカーはあくまで「癌のリスク」を判定するがん検査キットとなります。
そのため、もし高リスク判定がでても、陽性と判断できるわけではない点に注意が必要です。
癌の確定診断を行うには、いずれにせよ医療機関で検診を行い、医師の判断を受ける必要があります。
サリバチェッカーは本格的ながん検診に向けた一次スクリーニングのような位置付けで利用すると良いでしょう。
注意事項③医療機関が近場にない可能性がある
サリバチェッカーは幅広いエリアの医療機関と提携しており、日本全国で受検することが可能です。
ただ、地方などは医療機関自体が少なく、自宅から出向くのが難しいケースがあります。
実際に、沖縄県には4件しか提携の医療機関がないので、必要に応じて自宅にがん検査キットを取り寄せましょう。
注意事項④医療機関によって販売価格が異なる
サリバチェッカーは医療機関が窓口となって販売しており、それぞれで販売価格が異なる点にも注意が必要です。
もちろん、そこまで大きな差はないはずですが、自宅付近の医療機関を比較検討するのがおすすめです。
ただし、医療機関によってサポート体制などが異なる可能性もあることから、価格だけでなく、全体的なバランスを重視してチェックしてみてください。
がん検査キットの継続利用で早期発見を
先ほど触れた通り、がん検査キットは100%の精度を保証しているわけではありません。
ただ、がん検査キットの検査精度自体は高く、一般的ながん検診よりもリーズナブルに利用することができるため、一次スクリーニングとしては最もおすすめな手段の一つといえるでしょう。
そして、がん検査キットサリバチェッカーなら検査時点でのリスク度合いを継続的に記録していけます。
過去の推移を細かく分析することで、より早期発見の確率が高まるので、1〜2年に一度程度のペースで実施してみてください。
記事まとめ
サリバチェッカーは、唾液で簡単に癌のリスクを判定することができるがん検査キットです。
検査前の食事制限などはありますが、採血や検便よりも手軽に取り組めるので、継続的に利用するうえでも重宝するのではないでしょうか。
しかし、たとえサリバチェッカーで低リスク判定がでても、そのまま鵜呑みにするのはおすすめできません。
実際の症状なども加味しながら、必要に応じて医療機関での検診も検討してみてください。
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