大腸がんのリスクや早期発見の重要性とは?陽性反応が出たときの対処法も解説
大腸がんは数ある癌の中でも罹患数が多い傾向ですが、検査キットを使えば、病院で検診を受けることなく早期発見が可能です。
ただ、「おすすめの検査キットの情報を知りたい」「早期発見が大切な理由がわからない」などの疑問を持つ方も少なくありません。
この記事では、大腸がんを早期発見する重要性やおすすめの検査キット、陽性反応が出た場合の対処法を解説します。
大腸がんのリスクと早期発見の重要性
癌は日本人の二人に一人が罹患するほど身近な病であり、その中でも大腸がんは罹患数・死亡率ともに高い水準となっています。
がん罹患数
1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|
総数 | 大腸 | 肺 | 胃 |
男性 | 前立腺 | 大腸 | 胃 |
女性 | 乳房 | 大腸 | 肺 |
参照:国立がん研究センター
がん死亡数
1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|
総数 | 肺 | 大腸 | 胃 |
男性 | 肺 | 大腸 | 胃 |
女性 | 大腸 | 肺 | 膵臓 |
万が一大腸がんに罹患しても、ステージ0〜3の段階で治療を始めた場合、3年生存率は80%前後と決して低くはありません。
ただ、ステージ4に移行した時点で3年生存率は約18%にまで急落します。
したがって、大腸がんを治療するには、検査キットなどを用いてスピーディーに発見し、対処することが何よりも重要なのです。
おすすめ大腸がん検査キット商品と使い方
次は、おすすめの大腸がん検査キットを4つ解説します。
大腸がん検査キットの特徴を踏まえ、自社に合った商品を選んでください。
N-NOSE(エヌノーズ)
N-NOSEは、世界初の線中を利用した検査キットであり、受験者数50万人以上、22件の特許を取得しています。
- 税込料金:16,800円(定期購入15,800円)
- 検査可能な癌:口頭・咽頭がん、食道がん、肺がん、大腸がんなど15種類
- 検査方法:採尿をして最寄りの検査機関(クリニックなど)へ提出
- 検査期間:検体提供から約4〜6週間後
N-NOSEは多くの癌を検査することができる一方、採尿から4時間以内に最寄りの検査機関へ持ち込むか、有料の集荷サービスを利用する必要があります。
検査には1ヶ月程度を要する点にも注意した方が良いでしょう。
miSignal(マイシグナル)スキャン
miSignalは、生体物質を検出する「マイクロRNA」などの技術とAIを組み合わせた検査キットです。
約30もの大学病院やがん研究センターと共同研究した商品で、ステージ1からリスク検知することが可能となっています。
- 税込料金:16,000円〜69,300円
- 検査可能な癌:食道がん、乳がん、卵巣がん、大腸がん、肺がん、胃がん、膵臓がん
- 検査方法:採尿をして検査機関へ提出
- 検査期間:検体提供から一ヶ月以内
*上記はマイシグナル・スキャンの情報です
なお、miSignalには安価な「ライト」「ナビ」という商品もありますが、前者はがん種別が特定できず、後者は将来的に罹患しやすい癌を解析するのみとなります。
やや高額ではあるものの、7種の癌の特定まで行いたいなら、「スキャン」を購入しましょう。
DEMECAL(デメカル)
DEMEKALは、豆粒程度の血液で癌の有無を調べることができる検査キットであり、これまでに約20万個もの利用実績があります。
管理医療機器として厚生省の承認も取得しているので、信頼性に関しても申し分ないでしょう。
- 税込料金:12,100円〜
- 検査可能な癌:食道がん、肺がん、肝臓がん、胃がん、大腸がん、卵巣がん、子宮がん、乳がん(女性用)、前立腺がん(男性用)など
- 検査方法:専用器具で採血後に検査機関へ提出
- 検査期間:検体提供から約1週間〜10日程
DEMEKALはp53抗体などの成分から幅広いがん種別を検査することができますが、性別によって適したキットが分けられています。
乳がんは女性用、前立腺がんは男性用でなければ反応しないので、大腸がんと合わせて他の癌も検査したい方は注意してください。
SUGUME 大腸がんリスク検査キット
SUGUME(スグミー)は、大腸がんのリスク発見において98%の精度を誇る国内初のセルフチェック検査キットです。
一般的な商品は結果がわかるまで数週間を要する一方、SUGUMEは検体採取から最短5分と検査スピードについても圧倒的と言えるでしょう。
- 税込料金:単品4,980円、法人向け定期購入約10,000円/一人あたり年間(最低10人〜)
- 検査可能な癌:大腸がん、子宮頸がん、乳がん、膵臓がん、前立腺がん、膵臓がん、肺がん、胃がん
- 検査方法:専用器具で検体採取後にセルフチェック
- 検査期間:最短5分〜15分程度
少量の検便で大腸がんの検査が可能なので、注射が苦手だったり、採血時の痛みが怖かったりする方でも、安心して利用することができるでしょう。
がん種別ごとに検査キットが分かれていますが、大腸がんだけなら約5,000円で調べられます。
SUGUME 大腸がんリスク検査キットの使い方
今回は、SUGUMEを例に大腸がん検査キットの具体的な使い方を確認しておきましょう。
- 大腸がんの検査キットをポイント内で申し込む
- 検査キット(検体再主管、採便シート、検査カード)の内容が揃っていることを確認する
- 排便シートで便を採取し、検体採取管に入れて専用液と混ぜる
- 検査カードに検便の液を垂らす
- 最短5分〜15分後に結果をチェックする
利用器具も少なく、採血する必要もないので、安全かつスムーズに大腸がんを検査することが可能です。
検査キットで陽性結果が出た場合の対応
大腸がん検査キットで陽性反応が出た場合、陽性の検査結果を持って、すぐに最寄りの診療所で検診を受けましょう。
検査キットで陽性が出ただけでは進行度まで判断することができないため、医師に精密検査をしてもらったうえで、適切な治療を受けてください。
なお、サービスによっては医療機関と提携していたり、見舞金がもらえたりすることもあるため、事前に商品の情報を確認するのがおすすめです。
陰性結果の意味と注意点
大腸がん検査キットはあくまで癌のリスクを判定するものなので、たとえ陰性が出ても100%癌に罹患していないと決めつけるのは尚早です。
たとえば、大腸がん検査は便に混ざった少量の血から癌を見つける「便潜血検査」が一般的です。
ただ、検体に十分な血が含まれていなければ、信憑性の高い結果は得られません。
実際に、陰性結果が出た場合でも、数千人に一人程度は大腸がんが見つかると言われています。
そのため、大腸がん検査キットで陰性が出ても、便秘や下痢が続いたり、腹痛などの症状があるなら、診療所で精密検査を受けておきましょう。
参照:大腸がんコラム Vol.1「便潜血検査について」 | 病気について知る | 人間ドック | 健診会 東京メディカルクリニック
定期的な検査をおすすめします
大腸がん検査キットは100%の精度を保証するわけではありませんが、定期的に実施することで、飛躍的に早期発見の確率は高まります。
具体的に、大腸がんは癌化するまでに約7年かかると言われているので、年に一回程度検査キットでチェックしておくと良いでしょう。
もし不安な場合は、一度内視鏡やCT検査を受け、その後から継続的に検査キットを利用するのもおすすめです。
参照:大腸がんコラム Vol.1「便潜血検査について」 健診会 東京メディカルクリニック
まとめ
大腸がんは罹患数が多く、死亡率も高いがん種別となりますが、早期発見すれば十分に治る見込みがあります。
昨今は検査キットで簡単に調べられるので、本記事を参考に、自社に合った商品を選んでみてください。
また、今回おすすめしたSUGUMEは、自宅にいながら最短5分で大腸検査することができますが、その他のがん種別は新たに検査キットを買う必要があります。
もし、よりリーズナブルに複数の癌を検査したいなら、法人向けのSUGUME +を検討すると良いでしょう。
SUGUME +は社員一人あたり年間200ポイントが付与され、がん検査キット一つにつき60ポイントで交換が可能です。
一度に3種類(180ポイント分)の癌が調べられるうえに、個人利用にない以下のメリットもあります。
- 社員の家族もポイント内で利用できる
- 24時間365日、専門家に健康相談できる
- 陽性反応でオンライン診療(個人負担)、確定診断で見舞金5万円を進呈
- 健康経営優良法人の認定が受けられる
自社の福利厚生を充実させたい場合は、積極的に検討してみてください。
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