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新型コロナウイルス抗原検査キットの使い方を紹介!陽性が出た場合の対応も
新型コロナウイルス抗原検査キットの使い方を紹介!陽性が出た場合の対応も
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抗原検査キットの使い方で注意するポイントは?陰性が出た時の注意点も解説

抗原検査キットは、シンプルな使い方で新型コロナウイルスに感染しているかを自宅でチェックできるツールです。

検体も専用器具を使用すれば簡単に採取できますが、以下のような悩みを持つ方も少なくありません。

「抗原検査キットの使い方がわからない」

「使い方だけではなく陽性が出た時の対応も知りたい」

本記事では、新型コロナウイルスの抗原検査キットの使い方や陽性判定時の対応方法を解説します。

実際に使用する際の注意点も掲載しているので、使い方と合わせてぜひ参考にしてください。

新型コロナウイルスの「抗原検査キット」とは

新型コロナウイルスの「抗原検査キット」とは

新型コロナウイルスの判定に使用されている「抗原」とは、人体の免疫反応を発生させる物質の総称です。

コロナだけでなく、インフルエンザウイルスやその他の病気を引き起こす細菌、アレルギーの原因となるアレルゲンも抗原の一種に含まれます。

抗原検査キットはこの抗原に反応する人工抗体を使用し、反応の有無で感染しているかをチェックする仕組みとなります。

なお、PCR検査は唾液に含まれる遺伝子を増幅し、超微量のウイルスまで調べられるため、抗原検査より精度は上です。

ただ、スピーディーかつ簡易的な使い方で感染しているかをチェックしたいなら、抗原検査キットの方が優れているでしょう。

抗原検査キットの使い方

抗原検査キットの使い方

抗原検査キットは製品によって仕様が異なりますが、基本的には以下の使い方を押さえておけば問題ないでしょう。

  • 説明書で使い方を把握する
  • 専用器具を使用して検体を採取する
  • 検体を反応カセットに滴下する
  • 検査結果をチェックする

以下で、使い方を詳しく解説します。

使い方①説明書で使い方を把握する

抗原検査キットには説明書などが付属しているので、最初に読み込んで使い方を把握しておきます。

使い方が簡単とはいえ、順番を間違えたり、検体などが不足していたりすると正しい判定結果が得られないかもしれません。

使い方と注意点を事前に把握し、スムーズに使用できるようにしておきましょう。

使い方②専用器具を使用して検体を採取する

抗原検査キットには「スワプ」と呼ばれる専用の採取器具が付属しています。

もちろん、使い方はとても簡単で、スワプを鼻孔に2cm程度入れ、鼻の内側をなぞるように5回転ほどぬぐうだけです。

ただ、この時に綿棒が乾いていると、十分に検体が採取できないケースがあります。

綿棒に湿り気がない場合は、事前にのどの奥を一度ぬぐってから、鼻孔へ挿入するのがおすすめです。

使い方③検体を反応カセットに滴下する

鼻腔から粘膜を採取したら、付属のチューブにスワプを入れて検体を抽出します。

その後、反応カセットに3滴ほど液体を垂らし、15分〜20分ほど待ちましょう。

使い方④検査結果をチェックする

抗原検査キットの反応カセットには、以下2種類のラインが設けられています。

  • C(コントロール)ライン:抗原検査キットが正常に使用できているかを示す線
  • T(テスト)ライン:検査結果を示す線

Cラインは検査キットを正しく使用していれば線が出ますが、万が一表示されない時は、以下が考えられます。

  • 検体の量が不十分だった
  • 使い方が間違っている
  • 期限切れの抗原検査キットを使用している など

一度使用した時点で反応カセットなどは再利用できなくなるため、この場合は別の検査キットを使用した方が良いでしょう。

そして、Tラインに線が浮き出た場合は陽性となります。

ごくうっすらとでも線が視認できれば、検体にウイルスが含まれている、ということになるため、注意深くチェックしてみてください。

線が薄い時の判断基準や使い方などについては、以下の記事でも解説しています。

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陽性が出た場合はどう対応したら良い?

陽性が出た場合はどう対応したら良い?

2024年現在、抗原検査キットで新型コロナウイルスの陽性判定が出ても、外出などを制限されることはありません。

ただ、インフルエンザなどと同じく他者に感染させるリスクがあるので、市販の薬などで様子を見て、必要に応じて自宅で過ごすのがおすすめです。

なお、基礎疾患を持つ方や高齢者、妊婦などが感染すると、重症化のリスクがあります。

事前に連絡したうえで医療機関を受診した方が良いでしょう。

高熱や激しい咳といった重度の症状が現れている場合も同様、早めに医師の診察を受けておいてください。

陰性の場合の対応

新型コロナウイルス抗原検査キットは、100%の精度を保証するものではないため、陰性だからといって鵜呑みにし過ぎるのはおすすめできません。

もし以下のような症状が出ている場合は、感染の疑いがあります。

市販の風邪薬などを服用し、あまり症状が強ければ医療機関を受診しておいた方が良いでしょう。

  • 発熱
  • せき
  • 頭痛
  • 喉痛
  • 鼻水 など

上記のほか、新型コロナウイルスは下痢を引き起こすケースもあります。

重症化すると呼吸困難や激しい頭痛などに発展し、肺炎を併発するリスクもあるので、早めに治療を始めることが重要です。

検査キットの廃棄方法

使用済みの抗原検査キットを廃棄する際は、陽性・陰性に関わらず以下の手順を守らなければなりません。

  1. 透明なポリ袋を二重にして検査キットを入れる
  2. 袋の口を縛って検査日を記載する
  3. 4日間保管して可燃ゴミとして廃棄する

上記は一例であり、自治体によってはプラスチックとして廃棄するケースもあります。

感染リスクのある廃棄物となるため、少しでも不明点がある場合は、区役所などの専門部署に問い合わせてみてください。

検査キットの使い方で注意するポイント

検査キットの使い方で注意するポイント

抗原検査キットの使い方を知るうえでは、以下のポイントも注意する必要があります。

  • 検査のタイミングは発症から2日目以降
  • 保管方法・有効期限が定められている
  • 抗原検査キットの正確性には限界がある

使い方と合わせて、しっかり押さえていきましょう。

検査のタイミングは発症から2日目以降

新型コロナウイルスは、潜伏期間〜発症1日目までウイルス量が十分ではなく、抗原検査キットでは感染の有無を検知しきれない可能性があります。

そのため、最もウイルス量が増加する発症2日目から9日以内に、抗原検査キットを使用するようにしてください。

この期間はPCR検査による結果との一致率が高いという研究結果も出ているので、正しい使い方ができれば、一定の信憑性が見込めるでしょう。

参照:抗原検査の使用方法の見直しについて

保管方法・有効期限が定められている

新型コロナウイルス抗原検査キットには、検体滴下時に使用する試料液などが同梱されているので、適切な環境で保管する必要があります。

製品によって異なりますが、1〜30℃の間で保管し、冷蔵庫などに入れている場合は、常温に戻してから使うのが一般的です。

具体的な使い方や指示については、説明書や外箱を読みましょう。

そして、多くの新型コロナウイルス抗原検査キットの有効期限は21ヶ月〜2年程度です。

万が一有効期限を過ぎると、検査結果の信憑性がなくなり、そもそも正常に動作しない可能性も出てきます。

可能な限り新しい検査キットを使用するのがおすすめです。

抗原検査キットの正確性には限界がある

新型コロナウイルス抗原検査キットは、簡易的かつスピーディーな使い方で使用できる反面、判定精度には限界があります。

実際に、新型コロナウイルスのオミクロン株を対象にした調査では以下のような研究結果が出ており、有症状でも70%強程度の精度に留まっていました。

新型コロナウイルスによる症状の有無 新型コロナウイルスのPCR検査陽性に対する抗原検査陽性の割合
有症状 77.8%(100人中22〜23人の見逃し)
無症状 39.2%(100人中61人の見逃し)

参照:新型コロナ抗原検査キットの特徴と正確性について

そのため、もし新型コロナウイルス抗原検査キットを使用して陰性が出ても、明確な症状がある場合は追加でPCR検査を行い、医師に判断してもらった方が良いでしょう。

まとめ

まとめ

新型コロナウイルス抗原検査キットは、シンプルな使い方でスピーディーに新型コロナウイルスに感染しているかがわかるツールです。

インフルエンザなどでも用いられており、専用器具を使用すれば比較的簡単に検査できるでしょう。

しかし、抗原検査キットの判定精度には限界があり、正しい使い方を実践しても偽陰性となるケースも珍しくありません。

もし確実性を高めたいのであれば、医療機関でPCR検査を受け、医師の診察を受けるのがおすすめです。

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